現代的な暮らしのなかで

皆さんはこれまでに「腰が痛い」「腰が重い」「腰にハリを感じる」など、いわゆる腰痛なるものを身近に実感されたことはございますでしょうか。最近では若い世代の人びとのなかでもぎっくり腰を経験しいたことのある若者も珍しくなくなってきているようなのです。腰痛はどちらかと言いますとシルバー世代の人びとのお悩みといったようなイメージが、腰痛は日本人全体の国民病といったような認識にも変わってきているようなのです。若者の多くもその働き方としては長時間PCに向かうようなデスクワークで常に同じような姿勢を強いられたりするなかで、多くの日本人が生涯において腰痛を経験するといったような時代となっているようです。皆さんのなかでもこれまでにも腰痛を理由に学校や会社を欠席、欠勤されたことのある方も少なくないかもしれません。腰痛などの体調不良を改善するために、マッサージの施術を受けたりする人びとの年齢も年々低年齢化しているような気配を感じる方々も少なくないのではないでしょうか。整体やマッサージの施術を受けるのは、どちらかというとある程度の年齢を重ねた世代から、若者たちが身体のコンディションを整えるためのリラクゼーションサロンに通う姿がみられるようなのです。このような風潮は、日本人全体の意識が健康への価値を高めているようにもみえますが、健康を損なうような現代的な生活環境のなかに暮らしているとも言えるのかもしれません。